1. 昨年に続き、今年もハノイへ

昨年初めて訪れたQueen Pilates Hanoi。

海外でピラティスを受けること自体が初めてで、日本との違いや、インストラクターの雰囲気、スタジオの空気感など、多くの刺激を受けました。

「また来たい。」

そう思っていた矢先、今年から新たにPowerformerが導入されたと知り、今年もハノイへ行くことを決めました。

旅行というより、「学び」が今回の目的です。

2. なぜ海外へ学びに行くのか

僕は理学療法士であり、ピラティスインストラクターとして日々レッスンをしています。

だからこそ、日本の中だけで情報を集めていると、知らないうちに考え方が偏ってしまうことがあります。

海外には、日本とは違う文化や価値観があります。

「どちらが正しいか」ではなく、「こんな考え方もあるんだ」と知ることが、自分自身の視野を広げてくれます。

だから僕は、できるだけ実際にその場へ行き、自分の身体で体験することを大切にしています。

3. Queen Pilates Hanoiへ

一年ぶりに訪れたQueen Pilates。

スタッフの皆さんが温かく迎えてくださり、「また来られた」という嬉しさもありました。

スタジオの雰囲気は相変わらずロケーションもグッド。

今年は新たにスタジオが増設され、そこにPowerformer専用エリアが新しくできており、期待が高まります。

4. 初めてのPowerformer

見た目はリフォーマーによく似ています。

しかし、実際にレッスンが始まると、その違いはすぐに分かりました。

立位で行うエクササイズが多く、スプリングの負荷もかなり強め。

一般的なピラティスよりも、筋力トレーニングの要素が強く感じられました。

「これは思っていた以上にハードだ…」

開始して数分でそう感じました。

5. キツい。でも雑には動けない。

Powerformerで一番印象に残ったのは、「ゆっくり動くからこそキツい」ということです。

反動や勢いは使えません。

常に身体をコントロールし続ける必要があります。

負荷が高いからこそ、一瞬でも集中が切れるとフォームが崩れてしまいます。

滝汗をかきながらも、「身体をコントロールする」というピラティスの本質は変わらないことを強く感じました。

6. 日本のピラティスとの違い

Powerformerは、筋力や持久力を高めるにはとても魅力的なプログラムだと感じました。

一方で、普段TIGで行っているレッスンとは目指す方向が少し違います。

僕は最近、「身体を感じること」や「触れて認識すること」、そして「ボディイメージ」をテーマに学びを深めています。

強い負荷をかけることよりも、「今、自分の身体で何が起きているのか」を感じられることを大切にしています。

7. 海外へ行って、改めて気づいたこと

今回の旅で一番の収穫は、「海外のやり方を持ち帰ること」ではありませんでした。

むしろ、自分が大切にしたいピラティスを再確認できたことです。

新しい刺激を受けることで、自分の軸がよりはっきりする。

それこそが、毎年海外へ足を運ぶ理由なのかもしれません。

8. TIGのレッスンへ

もちろん、Powerformerから学んだことはたくさんありました。

エクササイズの構成やテンポ、負荷の考え方など、参考になる部分も多くあります。

しかし、それをそのまま真似するのではなく、TIGらしいレッスンの中に少しずつ取り入れていきたいと思います。

「身体を感じること」と「適切な負荷」。

この二つを大切にしながら、これからもより良いレッスンを目指していきます。

9. おわりに

海外へ行くたびに、新しい知識や技術に出会います。

でも、本当に価値があるのは、「すごかった」で終わらせることではなく、その経験を自分の中で整理し、自分らしい指導へとつなげていくことだと思っています。

また来年は、ハノイか、別の国か。

どこへ行くにしても、「身体を学ぶ旅」はこれからも続けていきたいと思います。

脇田達也